ワイヤロープの点検と廃棄基準A
点検箇所 | 点検項目 | 点検方法 | 廃棄基準 | 廃棄の実例 | ||||||||||||||||||||||||||
全体 | きず | 全長、全周にわたりきずの有無を点検する。 | 有害な欠陥が認められるもの。 | |||||||||||||||||||||||||||
その他 | 心鋼のはみ出し、曲がり、素線の飛び出し、 テンパーカラー等の有無を点検する。 |
心鋼のはみ出し、曲がり、テンパーカラー のあるもの |
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断線 | 全長、全周にわたりきずの有無を点検する。 ある場合は、山切れ谷切れの状況を入念に 調査し、断線本数を数える。 C:クラウン断線(ロープ外接円と接する部分 「山断線」の断線) N:ニップ断線(ストランド相互が接する部分 「他に断線」の断線) |
「クラウン断線(山切れ)の場合」 ロープ径(d)の6倍(約1ピッチ)の範囲 内の断線を数え、使用されているワイヤ ロープの構成を確認して、下表の断線 数以上あるもの。
1本でもあるもの。 |
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加工部分 アイスプライス アイ圧縮止 |
形くずれ | アイ部分にストランドの緩み等の形くずれ や偏平、ロープのずれ等がないかを点検 する。 |
●アイ頂点部で著しく心鋼の飛び出したもの ●アイ頂点部で著しくつぶれを生じたもの ●アイ部分で、ストランドの緩みがあるもの |
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断線 | ロープを曲げたりしてアイ部分やスリーブ 付根部分の断線の有無を点検する。 |
加工していない部分の可視断線数に準じる。 |
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抜け出し | アイスプライス:ストランドの抜け出しの兆 候がないか点検する。 アイ圧縮止:片端に凹みが生じたり、抜 け出しの有無を点検する。抜け出しの点検 は目視、マーキング等による。 |
●差し終り部でストランドの抜け出しがある もの。 ●片端に凹み、抜け出しのあるもの。 |
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スリーブ の変形 |
スリーブに変形、つぶれ、亀裂および割れ 等が発生していないか点検する。 |
スリーブの変形、つぶれ、亀裂、割れ等が あるもの。 |
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スリーブ の磨耗 |
スリーブの磨耗状況を調査する。 | スリーブが磨耗して、元の径の95%以下に なったもの。 |
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その他 | 腐食、キズ等がないか点検する。 | 著しい腐食、キズが認められるもの。 | ||||||||||||||||||||||||||||
付属金属 | 変形、キズ、亀裂、磨耗および腐食等が ないか、あればその程度を点検する。 |
●曲がり、ねじれ、ゆがみ、当たりキズ、 切り欠きキズ、亀裂が認められるもの。 ●磨耗量が元の寸法の10%を超えるもの。 ●全体に腐食、または局部的に著しい腐食 があるもの。 |
ワイヤロープの 点検と廃棄基準@ |
ワイヤロープの 点検と廃棄基準A |
ワイヤロープ | ステンレスロープ |